業務用エアコンのフィルター交換ガイド│掃除で改善しないケース

業務用エアコンのフィルター交換ガイド│掃除で改善しないケース

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業務用エアコンが本来の能力を十分発揮して快適に空調するためには日頃のメンテナンスが重要です。中でも最も手軽にできるメンテナンスの一つにフィルターの掃除・交換が挙げられます。本記事では業務用エアコンのフィルターの役割や重要性、掃除・交換方法や頻度、業者に交換を依頼する際の流れについて解説します。

業務用エアコンのフィルターの役割と重要性

エアコンのフィルターは、空気中の油汚れやホコリ、花粉、カビなどの汚れを吸着する役割を持っています。エアコンは室内の空気を吸い込んで空調してから吐き出すため、フィルターが機能することで室内の空気が清潔に保たれます。

また、フィルターはエアコン本体の内部に汚れが侵入しないように保護し、故障を防ぐ役割も果たします。さらに、フィルターが汚れていると空調の効率が下がり余分な電気代がかかってしまうため、フィルターのメンテナンスは光熱費節約においても重要です。

業務用エアコンのフィルターのお手入れと頻度

業務用エアコンのフィルターの主なお手入れは掃除と交換です。

軽度な汚れを落とす場合は1~2ヶ月に1度程度、水やブラシなどをを使って掃除します。ただし、フィルターが目詰まりして簡易な掃除で落とせない場合などは交換を検討しましょう。

水洗いしてもトラブルが改善されない場合や1年以上フィルターを使っている場合は交換を検討するタイミングです。

業務用エアコンのフィルター交換が必要なケース

業務用エアコンのフィルター交換が必要なケースは次の通りです。

・フィルターが破損・変形している
・繰り返し掃除しても目詰まりや臭いが取れない
・フィルター素材が劣化している
・半年~1年以上使用している

各ケースについて以下で解説します。

フィルターが破損・変形している

業務用エアコンのフィルターが破れたり変形したりしている場合、空気中のホコリや花粉、カビなどを除去する機能を十分に果たすことができません。新しいフィルターに交換が必要です。

繰り返し掃除しても目詰まりや臭いが取れない

飲食店や人の出入りが多い場所など油汚れやホコリなどが多い使用環境では業務用エアコンのフィルターが目詰まりしやすくなります。その場合は水洗いなど自分でできるフィルター掃除をしても目詰まりや臭いが取れない可能性があるため、新しいフィルターに交換した方が良いでしょう。

フィルター素材が劣化している

業務用エアコンのフィルターには、比較的大きいホコリをキャッチするものから、特殊な素材を使用することで微細なホコリや花粉、ウイルス、化学物質、アレルゲンなどを除去するものまで多くの種類があります。高機能フィルターの素材が劣化すると本来の機能を十分果たせないため、交換が必要です。

半年~1年以上使用している

業務用エアコンのフィルターを交換する頻度は使用環境によっても異なりますが、半年~1年に1度程度が目安です。飲食店やペットショップなど空気に油汚れや抜け毛などの汚れが多い環境では3ヶ月に1度など、より頻繁な交換が望ましい場合もあります。

業務用エアコンのフィルターの選び方

業務用エアコンのフィルターを選ぶ際の主なポイントは次の3つです。

・型番・サイズを確認し、適合品を購入する
・純正品と互換品の違い(信頼性・価格)
・機能性で選ぶ

それぞれについて以下で解説します。

型番・サイズを確認し、適合品を購入する

業務用エアコンのフィルターには、エアコンのタイプごとにさまざまな形状やサイズ、在室や機能を持つものがあります。中には、エアコン本体の外側から貼り付けて内部フィルターの汚れを防ぐ製品もあります。使用中の業務用エアコンのタイプやサイズ、機種などを確認し、適合するフィルターを選びましょう。

純正品と互換品の違い(信頼性・価格)

業務用エアコンのフィルターにはメーカー純正品と互換品があります。自分で好きなサイズにカットしてエアコン本体の外から貼り付けるプレフィルターであれば互換品でも良いかもしれません。しかし、エアコンのサイズや用途に合ったものを確実に選ぶためには、価格は高めになりますが純正品の方が安心です。

機能性で選ぶ

業務用エアコンのフィルターには抗菌タイプやウイルス除去タイプ、油汚れ対応タイプ、塩害対応タイプ、使い捨てタイプなど高機能の製品があります。設置環境やコスト、メンテナンス性などのバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。

業務用エアコンのフィルターを交換する方法

業務用エアコンのフィルターを交換する主な手順は次の通りです。

・準備
・フィルターカバーとフィルターの外し方を確認して取り外す
・新品フィルターの付け方を確認し取り付ける
・試運転する

それぞれについて以下で解説します。

準備

まず、フィルター交換作業に必要な道具を準備しましょう。

・業務用エアコンの取扱説明書
・手袋
・脚立

作業に取り掛かる前に業務用エアコン本体の電源を切ります。

フィルターカバーとフィルターの外し方を確認して取り外す

取扱説明書を見て、フィルターカバーの位置や取り外し方を確認し、フィルターを取り外して下さい。その際、フィルターの向きを確認しておきましょう。

新品フィルターの付け方を確認し取り付ける

取扱説明書にしたがってフィルターを正しく取り付けて下さい。特に、フィルターの向きに注意しましょう。それからフィルターカバーを取り付けます。

試運転する

フィルター交換作業が終わったら業務用エアコンを試運転し、異常がないか確認して下さい。異音などがある場合、フィルターが正しく取り付けられていない可能性があります。

業務用エアコンのフィルター交換は業者に依頼も可能

業務用エアコンのフィルター交換が難しい場合は、専門業者に依頼することも可能です。

・プロに依頼するメリット
・作業の流れ
・定期メンテナンス契約の活用
・業者に依頼する方が良いケース

それぞれについて以下で解説します。

プロに依頼するメリット

業務用エアコンに適合するフィルター選びや購入、交換作業は知識や経験が少ないと難しい場合もあります。業務用エアコンのプロに依頼すれば、機種や使用環境に合ったフィルターの提案や注文、交換作業や点検などもしてもらえるので、確実で安全です。定期点検を依頼できるサービスもあります。

作業の流れ

プロに依頼する場合、まずは必要な作業や部品、費用の見積もりを出してもらいましょう。内容を確認後、フィルターの準備や交換をしてもらい、エアコンの稼働確認を行います。メンテナンス後に不具合が生じた場合のアフターケアを提供している業者もいるので、見積もり依頼時に問い合わせてみて下さい。

定期メンテナンス契約の活用

既設の業務用エアコンの定期メンテナンスを依頼できるプランもあります。また、エアコンの購入やリース契約時に定期メンテナンスが含まれるプランを選んでおけば、適切なタイミングで点検やフィルター交換、故障時の修理に対応してもらえるため安心です。

業者に依頼する方が良いケース

業務用エアコンの設置台数が多い場合やフィルターが汚れやすい使用環境、頻繁な掃除が難しい場合は、専門業者に定期点検とメンテナンスを依頼しておくことで、いつも快適な状態で使用できます。

フィルター交換がしやすい業務用エアコンのタイプ

ここでは、フィルター交換がしやすい業務用エアコンのタイプを2つ紹介します。

・自動昇降グリルで交換しやすい機種
・フィルター自動清掃機能付き機種

それぞれについて以下で解説します。

自動昇降グリルで交換しやすい機種

天井カセット型など、高所にあるエアコンのフィルター交換をするには大きい脚立が必要となり、手間がかかります。また、高所作業のため、慣れない人が行うと危険が伴います。

リモコン操作によりフィルターが自動で昇降する機種を選べば、脚立を使わなくてもフィルターやグリルの掃除、フィルター交換が可能です。機種によっては、別売りの自動昇降キットを取り付けられる場合もあります。

フィルター自動清掃機能付き機種

業務用エアコンの自動清掃機能とは、自動でフィルターの清掃をする機能です。中には、内部ファンや熱交換器などエアコン内部の清掃もできる機種もあります。自動清掃機能や特徴はエアコンメーカーごとに異なりますが、日立の「凍結洗浄」、ダイキンの「水内部クリーン」、三菱電機の「フィルターお掃除メカ」などが挙げられます。

まとめ|業務用エアコンのフィルターをお手入れして快適な環境を維持しよう

簡易なフィルター掃除に加えて、定期的なフィルター交換によって交換することで省エネ・快適性・衛生的な空間を確保できます。自社でフィルター掃除や交換が難しい場合は無理せず、プロに依頼しましょう。

エアコンパラダイスは多彩な機種の業務用エアコンのリース販売を行っており、初期費用を抑えながら最新機種の業務用エアコンを導入して頂けます。契約期間中は定期メンテナンスとサポートがサービスに含まれているので安心です。また、既存の業務用エアコンの定期メンテナンスも承ります。ぜひ、お気軽にお問い合せ下さい。

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