エアコンの花粉対策|室内への侵入は防げる?掃除と空気清浄の方法

エアコンの花粉対策|室内への侵入は防げる?掃除と空気清浄の方法

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花粉の季節、室内にいてもくしゃみや目のかゆみといった症状に悩まされていませんか。
その原因は、エアコンから侵入する花粉かもしれません。
この記事では、エアコンと花粉症の関係を解説し、室内での花粉症対策として有効な掃除方法や、花粉の侵入を防ぐための対策を紹介します。

おすすめの運転機能や換気の工夫も取り上げ、つらい症状と上手に付き合うための具体的な方法を解説します。

エアコンから花粉は侵入する?主な2つの経路

エアコンをつけるとくしゃみが出る場合、エアコンから花粉が侵入している可能性があります。
花粉が家の中に入る主な経路は2つです。
1つ目は、換気機能付きエアコンが外の空気を取り込む際に、花粉も一緒に入ってくるケースです。
多くのエアコンは室内の空気を循環させるだけですが、換気機能がある機種では注意が必要です。

2つ目は、エアコンの内部や室外機に付着した花粉が風に乗って室内に放出される場合です。
特に、室外機周辺に溜まった花粉が風で舞い上がり、窓を開けた際などに侵入し、それをエアコンが吸い込んでしまうことも考えられます。
これらの経路から入る花粉が、室内での症状の原因となることがあります。

自分でできる!エアコンフィルターの花粉除去掃除の手順

エアコンのフィルターは、室内の花粉やホコリをキャッチする重要な部分です。
フィルターが汚れていると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、溜まった花粉が室内にまき散らされる原因にもなります。
掃除は2週間に1回程度を目安に行いましょう。
まず、フィルターを取り外す前に、周囲のホコリを掃除機で吸い取ります。

次に、フィルターの表面のホコリも掃除機で吸い取ってください。
汚れがひどい場合は、水洗いします。
シャワーで裏側から水を当て、ホコリを押し出すように洗い流すと効果的です。
油汚れなどがある際は、薄めた中性洗剤と柔らかいブラシで優しくこすり洗いします。
洗浄後は、タオルで水気を拭き取り、変形を防ぐために直射日光を避けて陰干しで完全に乾かしてから本体に戻します。

フィルターの奥は危険!プロの分解洗浄で花粉を徹底除去

フィルターをきれいにしても、エアコン内部のフィン(熱交換器)やファンに花粉やカビが付着していると、運転時に嫌な臭いやアレルギー物質が排出されることがあります。
これらの部分は構造が複雑で、自分で掃除を試みると故障や感電の原因となるため大変危険です。
フィンやファンの徹底的な洗浄には、専門的な知識と技術が必要です。

プロのエアコンクリーニングでは、本体を分解し、専用の洗剤と高圧洗浄機を使って内部の隅々まで汚れを洗い流します。
これにより、自分では手の届かない部分に蓄積した花粉やカビ、ホコリを根本から除去することが可能です。
花粉シーズンが始まる前や終わった後など、定期的にプロによる分解洗浄を依頼することで、清潔な空気を保てます。

花粉シーズンに活用したいエアコンの効果的な運転機能

近年のエアコンには、花粉対策に有効な機能を搭載したモデルが多くあります。
空気清浄機能がその代表例で、運転しながら室内の花粉やハウスダストを抑制します。
例えば、ダイキンの「ストリーマ」やシャープ独自の「プラズマクラスター」、東芝の「プラズマ空清」などが挙げられます。

これらの機能は、各メーカーが開発した技術で空気中の有害物質を分解・除去する効果が期待できます。
プラズマクラスターのように、イオンを放出して花粉の付着や浮遊を抑えるものもあります。
また、冷房や除湿運転後に自動で内部を乾燥させる「内部クリーン」機能も活用しましょう。
エアコン内部を清潔に保つことで、カビの発生を防ぎ、花粉が付着しにくい環境を維持するのに役立ちます。

換気時に花粉を入れないための窓の開け方と時間帯

室内の空気を入れ替えるための換気は必要ですが、方法を誤ると大量の花粉を招き入れてしまいます。
換気を行う際は、窓を開ける幅を10cm程度にとどめ、レースカーテンを閉めたままにすると、室内への花粉の侵入をある程度抑えることが可能です。
また、換気時間は5分から10分程度を目安に、短時間で済ませましょう。

花粉の飛散量は時間帯によって変動し、一般的に昼前後と日没後の夕方に多くなります。
そのため、換気をするなら、飛散量が少ない早朝や夜間に行うのが効果的です。
雨が降った後も、空気中の花粉が地面に落ちているため、換気のタイミングとして適しています。
これらの工夫を取り入れることで、花粉の侵入を最小限に抑えながら、室内の空気をきれいに保てます。

空気清浄機との併用で花粉除去の効果を高める置き場所

エアコンの空気清浄機能だけでは不安な場合、空気清浄機を併用するとさらに効果的です。
両方を効率良く機能させるには、空気清浄機の置き場所が重要になります。
おすすめの設置場所は、エアコンの風が直接当たらない、部屋の対角線上です。
これにより、部屋全体の空気の循環が促され、効率的に花粉を捕集できます。

また、エアコンの下に設置するのも一つの方法です。
エアコンの風で舞い上がったホコリや花粉を、真下にある空気清浄機がすぐに吸い込むため、花粉が部屋に広がる前に対処できます。
さらに、花粉の主な侵入経路である玄関や窓の近くに置くことで、外から入ってきた花粉を早期に除去する効果も期待できます。
部屋のレイアウトに合わせて最適な場所を選び、花粉除去の効果を高めましょう。

室内への花粉の持ち込みを防ぐ日常生活のポイント

室内の花粉を減らすためには、外から花粉を持ち込まない工夫が欠かせません。
帰宅時には、玄関に入る前に衣服や髪を手で軽く払う習慣をつけましょう。
ウールなどの花粉が付着しやすい素材の服は避け、表面がツルツルした素材の衣類を選ぶと効果的です。
衣類用の粘着カーペットクリーナーを使うのもおすすめです。

また、花粉シーズン中の洗濯物は、外干しを避けて室内干しに切り替えるのが賢明です。
どうしても外で干したい場合は、花粉の飛散が少ない時間帯を選び、取り込む際にはよく払ってください。
車での移動が多い方は、カーエアコンのフィルターを花粉除去効果のあるタイプに交換することも有効な対策です。

まとめ

本記事では、エアコンと花粉の関係について解説しました。
エアコンは、換気機能や室外機周辺を通じて花粉を室内に取り込む可能性があります。
対策として、定期的なフィルター掃除が基本となり、自分では掃除できない内部の汚れについてはプロの分解洗浄が有効です。

また、ダイキンやシャープといったメーカーが搭載する空気清浄機能を活用したり、換気の時間帯や窓の開け方を工夫したりすることで、室内への花粉の侵入を抑制できます。
空気清浄機をエアコンの下などに設置して併用すれば、さらに花粉除去の効果が高まります。
日常生活においても、帰宅時に衣服の花粉を払う、洗濯物を室内干しにするなどの対策を併せて行うことで、室内の花粉量を総合的に減らすことが可能です。

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