ダイキン業務用エアコンのエラーコード一覧|原因と対処法を解説

ダイキン業務用エアコンのエラーコード一覧|原因と対処法を解説

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目次

ダイキン製の業務用エアコンにエラーコードが表示された場合、まずはそのコードが何を示しているのかを正しく把握することが重要です。
エラーコードは、エアコンのどの部分にどのような異常が発生しているかを示す手がかりとなります。
本記事では、ダイキン業務用エアコンの主要なエラーコード一覧とその原因、そして専門業者を呼ぶ前に自分で試せる対処法について解説します。

エラーの内容を理解し、適切な初期対応を行うことで、迅速な復旧や不要な修理費用の発生を防ぐことにつながります。

ダイキン業務用エアコンにエラーコードが表示された際の初期対応

業務用エアコンにエラーコードが表示されると運転が停止し、業務に支障をきたすことがあります。
しかし、慌ててすぐ修理を依頼する前に、いくつかの情報を正確に確認しておくことが、その後のスムーズな対応に繋がります。
まずはリモコンに表示されたコードを正確に記録し、次に機器の品番を特定します。

最後に、エラーが発生した時の状況を具体的に把握することで、原因究明や業者への説明が円滑に進みます。
この初期対応が、問題解決への第一歩となります。

ステップ1:リモコンに表示されているエラーコードを記録する

エラー発生時に最も重要な情報は、リモコンの液晶画面に表示されるアルファベットと数字の組み合わせからなるエラーコードです。
このコードは故障箇所を特定するための重要な手がかりとなるため、スマートフォンで写真を撮るか、正確にメモしておきましょう。
エラーコードは、修理業者に状況を伝える際に必要不可欠な情報です。

場合によっては、複数のエラーコードが交互に表示されることもあるため、見慣れない表示が出た際はそのすべてを記録しておくことが望ましいです。
正確な情報を控えることで、問い合わせがスムーズになります。

ステップ2:エアコンの室内機・室外機の品番を確認する

エラーコードと合わせて、使用しているエアコンの室内機と室外機の正確な品番(型式)を確認しておくことが重要です。
品番は、修理に必要な部品を特定したり、機種固有のトラブル事例を調べたりする際に必要となります。
品番は通常、室内機であれば本体側面や下面、室外機であれば側面に貼られている銘板シールに記載されています。

特に古い機種の場合、品番が分からないと部品の取り寄せができない可能性もあるため、エラーコードと一緒に必ず控えておき、業者に伝える準備を整えてください。

ステップ3:エラー発生時の運転状況を把握する

エラーコードと品番に加えて、エラーが発生した際の具体的な運転状況をできるだけ詳しく把握しておくことも、原因究明の助けになります。
例えば、「冷房運転を開始してすぐに停止した」「暖房運転中に異音がしてからエラーが表示された」「特定の時間帯にエラーが頻発する」といった情報です。
また、エラー表示以外に、水漏れや異臭、異常な振動などの症状がなかったかも確認しましょう。

これらの具体的な状況を修理業者に伝えることで、より迅速で的確な診断が期待できます。

エラーコードが表示されていない?リモコンでの確認操作手順

エアコンの効きが悪いなど、何らかの不調を感じていてもリモコンにエラーコードが表示されない場合があります。
しかし、機器内部には過去のエラー履歴が記憶されていることがほとんどです。
この履歴は、リモコンの特定の操作によって呼び出すことができます。

多くのダイキン製業務用エアコンのリモコンには「点検」や「取消」ボタンがあり、これを長押しすることで自己診断モードに移行し、エラー履歴を確認できます。
操作方法は機種によって異なるため、取扱説明書を参照するか、以下の表で示すような一般的な手順を試してください。

【アルファベット別】ダイキン業務用エアコンのエラーコード一覧と原因

ダイキンの業務用エアコンのエラーコードは、アルファベットと数字で構成されており、アルファベットによって異常が発生している系統がある程度分類されています。
例えば「A」系統は室内機、「E」系統は室外機関連の不具合を示します。
この分類を把握しておくと、エラーの内容を大まかに理解するのに役立ちます。

ここでは、代表的なエラーコードをアルファベット系統別に分類し、それぞれの主な原因について解説します。
ご自身のエアコンに表示されたコードと照らし合わせて確認してください。

A系統のエラー:室内機の内部部品に関する不具合

A系統のエラーは、主に室内機の内部部品に関する不具合を示します。
例えば、「A3」はドレン水位制御システムの異常で、ドレンポンプの故障やドレン配管の詰まりにより、正常に排水ができていない状態を指します。
これを放置すると水漏れの原因となります。

また、「AF」は加湿器系統の異常で、ドレンパンの水位が異常に上昇した場合などに表示されます。
その他にも、ファンモーターのロックや過負荷、プリント基板の不良などを示すコードがあり、A系統のエラーが表示された場合は、専門家による内部の点検や部品交換が必要になることが多いです。

C系統のエラー:各種センサーシステムの異常

C系統のエラーは、エアコン内部に多数設置されているセンサーシステムの異常を示します。
これらのセンサーは、温度や圧力を検知して快適な空調制御を行うための重要な部品です。
代表的なものに「C4」や「C9」があり、それぞれ室内機の熱交換器温度センサーや吸込空気温度センサーの異常を意味します。

センサー本体の故障のほか、コネクタの接触不良や断線なども原因として考えられます。
センサーが正常に機能しないと、エアコンは適切な温度管理ができなくなるため運転を停止します。
修理にはセンサーの交換や配線の修正が必要です。

E系統のエラー:室外機や圧縮機の保護装置作動

E系統のエラーは、室外機に関連する重大な不具合を示している場合が多く、特に圧縮機や基板などの心臓部に関する異常が含まれます。
「E3」は高圧圧力の異常上昇、「E4」は低圧圧力の異常低下を示し、冷媒系統の問題が考えられます。
「E7」は室外機のファンモーター異常で、ファンが正常に回転していない状態です。

その他、「E0」は保護装置の一括作動、「E2」は電源電圧の異常、「E5」は圧縮機の過電流などがあり、いずれも専門的な診断と修理が不可欠です。
室外機周辺の環境起因の場合もありますが、多くは部品の故障が原因です。

F系統のエラー:冷媒や熱交換器に関する異常

F系統のエラーは、冷媒回路や熱交換器に関する異常を示します。
エアコンの冷暖房性能に直接関わる重要な部分の不具合であり、専門家による点検が必要です。
代表的なエラーコードである「F3」は、吐出管温度の異常上昇を意味します。

このエラーは、冷媒ガスの不足(ガス漏れ)、電子膨張弁のコイル不良、圧縮機の故障などが原因で発生します。
吐出管の温度が異常に高くなると、圧縮機に大きな負荷がかかり故障につながるため、保護装置が作動して運転を停止させます。
ガス漏れの調査や冷媒の再充填、部品交換などの修理が必要となります。

J系統のエラー:温度・圧力センサーの不具合

J系統のエラーは、C系統と同様にセンサー関連の不具合を示しますが、特に圧縮機周りの重要なセンサー異常を指すことが多いです。
例えば、「J3」は圧縮機の吐出管サーミスタ(温度センサー)の異常、「J5」は吸入管サーミスタの異常、「J6」は熱交換器サーミスタの異常を示します。
これらのセンサーは、冷媒の状態を監視し、圧縮機を保護する重要な役割を担っています。

センサー自体の故障や配線の断線、コネクタの接触不良などが原因で発生し、放置すると圧縮機の故障など、より深刻なトラブルに発展する可能性があります。

L系統のエラー:インバーター・電源系統の異常

L系統のエラーは、エアコンの運転を制御するインバーターや電源系統の異常を示します。
これらの部品はエアコンの心臓部ともいえる部分で、修理費用が高額になる傾向があります。
代表的なコードには、「L5」(インバーター圧縮機の過電流)、「L8」(圧縮機の過負荷)、「L9」(インバーターの起動不良)などがあり、インバーター基板や圧縮機自体の故障が疑われます。

また、「L1」はインバータ基板不良、「LC」は室外機の制御基板とインバータ基板間の通信異常を示します。
電源リセットで復旧しない場合は、専門家による基板交換などの修理が必要です。

P系統のエラー:冷媒充填量に関する異常

P系統のエラーは、主に冷媒の充填量に関する異常を示します。
特に「PJ」というエラーコードは、圧縮機や電子膨張弁、各種センサーの値から総合的に判断して、冷媒量が不足または過充填であると判定された場合に表示されます。
設置時の施工ミスや、経年劣化による配管からのガス漏れが主な原因です。

冷媒量が適正でないと、冷暖房の効率が著しく低下するだけでなく、圧縮機に過大な負荷がかかり故障の原因にもなります。
このエラーが表示された場合は、ガス漏れの点検と適正な量での冷媒再充填作業が必要不可欠です。

U系統のエラー:システム全体や信号系統の不具合

U系統のエラーは、システム全体に関わる異常や、室内機・室外機・リモコン間の通信不良を示します。
「U4」は室内機と室外機間の通信不良で、接続配線の断線や接触不良、あるいは基板の故障が原因です。
「U0」は冷媒不足を検知した際に表示され、ガス漏れの可能性が高いことを示唆します。

その他、「U2」は電源電圧の異常、「U5」は室内機とリモコン間の通信不良、「U8」は主リモコンとサブリモコン間の通信不良などがあります。
一時的なノイズで発生することもありますが、頻発する場合は専門家によるシステムの総点検が必要です。

S系統を含むその他のエラーコード

これまで紹介した系統以外にも、特殊なエラーコードが存在します。
S系統やM系統などは、集中管理システムや外部機器との連携に関するエラーで表示されることが多く、一般的な環境ではあまり見られません。
また、「00」は正常コードであり、点検モードでこの表示が出れば異常はありません。

一方で「03」のようなコードは、主に室外機への信号の伝送系異常を示します。
これらの特殊なコードが表示された場合は、設置環境やシステムの構成が関係している可能性が高いため、自己判断はせず、設置を担当した業者や専門の修理業者に問い合わせるのが確実です。

専門業者を呼ぶ前に試せる!自分でできる対処法

エラーコードが表示されたからといって、必ずしも専門的な修理が必要とは限りません。
一時的なシステムの誤作動や、簡単なメンテナンスで解決できる軽微な問題である可能性もあります。
業者に連絡する前に、いくつかの対処法を試すことで、不要な出費を抑え、迅速にエアコンを復旧させられる場合があります。

ここでは、誰でも安全に試すことができる基本的な対処法を3つ紹介します。
ただし、これらの方法で改善しない場合は、無理せず専門家に相談してください。

エアコンの電源リセット(ブレーカーのON/OFF)を試す

電子機器であるエアコンは、一時的な通信エラーやプログラムの誤作動でエラーを表示することがあります。
このような場合、人間でいうところの再起動にあたる電源リセットを行うことで、正常な状態に復帰する可能性があります。
手順としては、まずエアコン専用のブレーカーを探してオフにします。

そのまま3〜5分程度待ち、内部のコンデンサなどに溜まった電気を完全に放電させます。
その後、ブレーカーをオンに戻してエアコンの運転を再開してみてください。
これでエラーが解消されれば、一時的な不具合だったと考えられます。

室内機のフィルターを清掃して汚れを取り除く

室内機のエアフィルターにホコリや汚れが溜まると、空気の吸い込みが妨げられ、熱交換の効率が著しく低下します。
これにより、エアコンは異常を検知して保護のために運転を停止し、エラーコードを表示することがあります。
特に、風量低下や温度異常に関するエラーの場合、フィルターの目詰まりが原因である可能性は高いです。

フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗いしたりして汚れを完全に取り除きましょう。
定期的なフィルター清掃は、エラーの予防だけでなく、省エネ効果も期待できる基本的なメンテナンスです。

室外機周辺の環境を確認し障害物を取り除く

室外機は、屋外の空気と熱を交換する重要な役割を担っています。
そのため、室外機の吸込口や吹出口の周りに物などが置かれていると、空気の流れが妨げられて熱交換がうまくいかず、高圧圧力異常(E3など)のエラーが発生する原因になります。
室外機の周りを確認し、植木鉢や自転車、ゴミ箱などの障害物があれば、少なくとも30cm以上離して風通しを良くしてください。

また、ファンにビニール袋や枯れ葉が絡まっていないかも確認しましょう。
室外機周辺の環境を整備するだけで、エラーが解消されるケースは少なくありません。

自力での解決が難しい場合に修理を依頼する判断基準

紹介した自分でできる対処法を試してもエラーが解消しない、あるいは一度直ってもすぐに再発する場合は、部品の故障など根本的な原因が考えられます。
このような状況では、無理に自分で解決しようとせず、専門の修理業者に依頼する判断が必要です。
特に、エアコン内部の部品に関わるエラーコードが表示されている場合は、専門的な知識と技術がなければ対応できません。

ここでは、修理を依頼すべき具体的な判断基準や、費用の相場、信頼できる業者の選び方について解説します。

修理依頼が推奨されるエラーコードの例

電源リセットを試しても改善しないエラーのほとんどは、専門家による点検が必要です。
特に、圧縮機やモーター、インバーター基板、冷媒系統の異常を示すエラーコードは、修理依頼が強く推奨されます。
具体的には、「E系統(E3,E7など)」「F系統(F3など)」「L系統(L5,LCなど)」「U系統(U0,U4など)」が表示された場合です。

これらのエラーは、部品の劣化や故障が原因であり、放置すると他の部品にもダメージが広がり、修理費用がさらに高額になる恐れがあります。
早めに専門業者に診断を依頼しましょう。

ダイキン業務用エアコンの修理にかかる費用の相場

業務用エアコンの修理費用は、故障箇所や交換する部品によって大きく異なります。
センサーや簡単な電子部品の交換であれば、出張費を含めて2〜5万円程度が相場です。
しかし、室内機や室外機のファンモーターの交換は5〜10万円、プリント基板の交換になると8〜15万円程度かかる場合があります。

最も高額なのが圧縮機の交換で、15万円以上になることも珍しくありません。
また、冷媒ガスが漏れている場合は、漏れ箇所の修理とガスの再充填で5〜8万円程度が必要です。
正確な金額は見積もりを取って確認することが重要です。

信頼できる修理業者を見つけるための選定ポイント

修理を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
まず、見積もりが無料で、作業内容や料金の内訳を事前に明確に提示してくれる業者を選びましょう。
ダイキン製品の修理実績が豊富なことはもちろんですが、パナソニックなど他の主要メーカーの修理も手がけている業者は、幅広い知識と高い技術力を持っている傾向があります。

また、迅速な対応が可能か、修理後の保証制度は整っているかも確認すべきポイントです。
インターネットの口コミや評判を参考にし、複数の業者から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。

ダイキン業務用エアコンのエラーコードに関するよくある質問

ダイキンの業務用エアコンでエラーが発生した際には、多くの人が同様の疑問を抱くことがあります。
ここでは、エラーコードの表示が不安定な場合の原因や、高額な修理費用に直面した際の買い替えの判断基準、さらにはエラーコードが出ていないにもかかわらず不調を感じるケースなど、特によく寄せられる質問について簡潔に回答します。
これらの情報を参考にすることで、いざという時に冷静な判断を下す助けとなるでしょう。

エラーコードが表示されたり消えたりを繰り返すのはなぜですか?

センサーの一時的な誤検知や基板の接触不良、あるいは故障の前兆である可能性が考えられます。
電源リセットで一時的に復旧しても頻繁に再発する場合、部品の劣化が進んでいるサインです。

放置すると完全に故障する恐れがあるため、専門業者による点検をおすすめします。

修理費用が高額な場合、入れ替え(買い替え)も検討すべきですか?

使用年数が10年を超え、修理費用が10万円以上になる場合は、入れ替え(買い替え)を検討するのが経済的です。
最新の機種は省エネ性能が格段に向上しているため、長期的に見れば電気代の削減効果で初期投資を回収できる可能性があります。

エラーコードは出ていないのにエアコンの効きが悪い原因は何ですか?

フィルターの深刻な目詰まりや、冷媒ガスが少しずつ漏れて不足している可能性があります。
また、ルームエアコンの能力が、部屋の広さや発熱源(人や機器)に対して不足しているケースも考えられます。
まずはフィルターを清掃し、改善が見られない場合はガス漏れなどの点検を依頼しましょう。

まとめ

ダイキン製業務用エアコンにエラーコードが表示された際は、まず慌てずにリモコンのコードと機器の品番を正確に記録することが重要です。
次に、電源の入れ直しやフィルター清掃、室外機周辺の確認といった、自分で安全に行える初期対応を試みてください。
これらの対処で改善しない場合や、E系統、L系統、U系統といった基幹部品の異常が疑われるエラーが表示された際には、速やかに専門の修理業者に相談することが賢明です。

この記事で解説したエラーコードの一覧や原因、対処法を参考に、状況に応じた冷静かつ適切な判断を行ってください。

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